別府弁天池は、厳島神社の境内にある周囲約40m、中心部の深さが約4mの池です。池の北西にある花尾山から流れる地下水が、断層沿いに湧き出ていると言われています。この水は古くから生活用水や農業用水などに使われており、現在ではマスの養殖にも使われています。
国秀遺跡は、古墳時代終わりごろから奈良時代前半中心の集落遺跡です。銅や鉄をつくっていたあとが見つかっています。統一新羅系土器という土器が見つかっており、朝鮮半島からの渡来人が関係した可能性もあります。現在は、一部が公園として整備されています。
秋芳白糸の滝は、瀬戸内海へ流れ出る厚東川の源流に位置し、標高701mの桂木山から流れる水が、落差約30mの滝となって流れ落ちています。江戸時代の修験者が桂木山での修行途中、この滝に打たれて身を清め、所願成就の祈りを捧げたと伝えられています。
平野の正片麻岩は、蛇紋岩中にブロックとして取り込まれている岩体で、市指定天然記念物です。海洋プレートを構成していた花崗岩が、約4億3千万年前に高温下で変成してできました。本岩体には、過去の地球内部の様子が記録されていますが、地表に露出するまでの過程が不明など、謎が多く残されています。
この交流センターは地域住民の交流・都市住民との交流をはかり、地域の活性化に寄与することを目的にしています。地域の農産物の加工販売、地域福祉の充実とコミュニティー活動の推進、親子の自然体験と自然観察など実施しています。ホタルの観賞を通して環境保全と自然の重要性の啓発を行っています。